機上からの気象のリクエストは、56−bitのモードSダウンリンク標準長メッセージによって地上ステーションに伝達される。このメッセージは専用電話回線でMIT Lincoln Labのプロセッサに転送される。返信はランドラインでdata link transmitterに送られ、1280bitのパッケージ(ELM;Extended Length Messages)で機上に送信される。1回のスイープでELM1パッケージが送信されるが、場合によっては1回のデータ転送を行うのに3回程度のスイープが必要となる。なお、1280bitのELMパッケージは80bitのセグメント群がら成っており、そのうち76bitがデータで、4bitがオーバーヘッドである。
(b)TIS(航空交通情報サービス)について
航空交通情報サービス(TIS)はCockpit Display of Traffic Information(CDTI)の地上べース版である。その第一のメリットは、実験に参加していなくてもモードSトランスポンダを搭載している全ての航空機の機影を表示することができることである(モードSレーダーデータをコックピットに送るため)。モードSトランスポンダを搭載していない航空機の把握はできないが、AOPAによると、現在では93%のGAにモードSトランスポンダが搭載されているとのことである。